【材料5~6人分】
ゴボウ(細いもの)400g/だしパック(市販品)1袋(7g)/白すりごま大さじ2
【作り方】
私が子どもの頃、隣家の90歳のおばあさんは家族と同じものを軟らかく煮て食べていました。
ゴボウは圧力鍋を使えば、フォークで押さえるとつぶれるくらい軟らかくなります。
一般の方にもおいしく食べていただけます。
①ゴボウは皮をこそげて洗い、12cm長さに切る。圧力鍋に入れ、水1Lを加え、ふたをして強火にかける
②圧がかかったら弱火にして3分加熱し、火を止める。圧が下がったらふたを取り、ざるにあける
③ゴボウを2等分(6cm長さ)に切り、鍋に戻す。水1カップ、薄口しょうゆとみりん各大さじ2を加え、ふたはせずに水気がなくなるまで煮る
④ボウルに③を移して冷まし、酢小さじ2を加え、手で絡める⑤だしパックをはさみで切って中身を④に加え、手でまぶす⑦すりごまを加えてまぶす。
ショウガドリンクと煮ショウガ
【材料=作りやすい分量(出来上りショウガドリンク150ml/煮ショウガ100g)】
ショウガ100g/レモンの搾り汁大さじ1
【作り方】
ご年配の方の血流改善に、ショウガドリンクはいかが。湯で割ってホットジンジャーに、炭酸水で割ってジンジャーエールに、ヨーグルトやアイスクリームにかけてもおいしいです。
煮ショウガは照り焼きを作るときに加えたり、フレンチトーストにのせたりしてお使いください。
①ショウガは皮ごと使うので、ブラシを使って汚れを洗い流し、ペーパータオルでふいて水気を取り、ごく薄切りにする
②鍋に①を入れ、水100mlを注ぎ、砂糖100gを加えて火にかける
③沸騰してきたらあくを除き、ふたはせずに弱火で10分煮る
④最後に、レモン汁を加えて混ぜ、火を止める⑤粗熱が取れたらこして、ショウガドリンクと煮ショウガを別々に瓶に詰める。冷蔵で1年間保存できる。
ナスとシメジのソテー
【材料2人分】
ナス100g/シメジ50g
【作り方】
軟らかく、のみ込みやすい副菜を作ります。
①ナスはへたを落とし、ポリ袋に入れ、口は閉めずに耐熱皿にのせる。電子レンジ600Wで2分加熱。水に取って冷まし、5mm幅の輪切りにする
②シメジは石突きを除き、1cm長さに切る
③フライパンにサラダ油小さじ2、②を入れて炒め、シメジが軟らかくなったら①を加えて炒め、塩、こしょう各少々を振る。
★たたきオクラ
【材料2人分】
オクラ50g/ごま油小さじ1
【作り方】
①オクラは塩少々を付けてこすり、熱湯で30秒ゆで、冷水に取って冷ます。がくとへたを除き、2mm幅の小口切りにし、細かくたたいて粘りを出す
②ボウルに移し、しょうゆ小さじ1、ごま油を加えて混ぜる。
マンゴープリン
【材料2人分】
粉ゼラチン1袋(5g)/マンゴージュース1カップ/リンゴ酢大さじ2/イチゴシロップ小さじ2/氷1片
【作り方】
ほどよい甘味とフルーティーな酸味が大人向きのデザート。
酢を加えるのでエネルギー代謝が進み、ゼラチンの固さもゆるくなり、のみ込みやすい冷菓ができます。
①小さい耐熱ボウルに水大さじ2を入れ、粉ゼラチンを加えて混ぜ、適温に冷やすため中央に氷をのせて2分おく。
氷を取り出しラップをせずに電子レンジ600Wで20秒加熱して溶かす
②別のボウルに砂糖大さじ1、マンゴージュース、リンゴ酢、①を加えて混ぜ、氷水を入れたボウルに浮かべ、軽くとろみが付くまで冷やす
③用意したグラス2個に、まず②の半量を分けて入れ、イチゴシロップ小さじ1も等分に流す
④残りの②を分け入れ、残りのイチゴシロップを等分に流す
⑤冷蔵庫で全体が固まるまでおいていただく。
豆腐白玉のおしるこ
【材料2人分】
小豆のこしあん((加糖の市販品)130g/白玉粉30g/木綿豆腐30~40g
【作り方】
私の料理教室では「60歳からの食事こそ、健康の秘訣(ひけつ)」と呼び掛け、介護食にもなる普段の料理を取り上げています。
小豆は昔から季節の行事や儀式に欠かせない栄養豊富な豆。
タンパク質も含んでいるので、おやつでも筋肉の強化ができます。
市販のこしあんで、さらっとした喉越しのおしるこに。
団子は白玉粉を豆腐でこねたもの。軟らかめに仕上げるとかみやすく、のみ込みやすくなります。
①ボウルに豆腐を入れてつぶし、白玉粉を加えて混ぜる。10分ほど置き、水分が全体に行き渡ったところで、よくこねて直径1~1.5cmの団子に丸め、ゆでて冷水に取って水切りする
②こしあんに水1カップを加えて溶きのばし、火にかけて軽く温める
③器に②をよそって①を加える。
野菜たっぷりふんわりお好み焼き
【材料=直径10cm×8枚分】
お好み焼き粉150g/卵1個/ニラ75g/ミックスベジタブル75g/鶏胸肉(皮なし)100g/桜エビ大さじ2
【作り方】
市販のお好み焼き粉には小麦粉、でんぷん、やまいも粉、かつお節、シイタケ、昆布、さば節の粉末、野菜エキス、ベーキングパウダーが入っています。
これにみじん切り野菜を加えると、ふんわりと口溶けよく、便秘予防にもなるお好み焼きが出来上がります。
筋肉増強効果のある鶏胸肉や、桜エビも加えました。
①鶏胸肉は2cm角に、ニラは2cm長さに切る
②フードプロセッサーに①、ミックスベジタブル、桜エビを別々にかけて粗みじん切りにする
③ボウルに卵を溶き、水180mlを加え、②とお好み焼き粉を入れてまぜる
④フライパンに薄く油を引いて③をお玉1/2杯ずつ流し、両面焼く。
アイス入り寒天パンチ
【材料4人分】
粉寒天小1袋(2g)/ブルーベリージュース100ml/バニラエッセンス、アーモンドエッセンス各少々/バニラアイスクリーム200ml
【作り方】
通常は粉寒天2gにつき水300mlで固めるところを、400mlに増やすと口当たりがぐんと柔らかくなります。
さらに、アイスクリームを加えることで、栄養価も上がります。
①ブルーベリーシロップを作る=ボウルに砂糖大さじ3、水100ml、バニラとアーモンドのエッセンスを合わせ、ブルーベリージュースを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく
②鍋に水400mlを入れ、粉寒天を加えて火にかける。中火にして木べらで混ぜながら加熱し、寒天が溶けたら火を止める
③水でぬらした容器に流し、粗熱が取れたらふたをして冷蔵庫で冷やし固める
④容器より出し、1cm角に切って器に入れ、①を注ぎ、アイスクリームをのせる。
ヨーグルトアイスクリーム
【材料4人分】
ヨーグルト100g/生クリーム100ml/卵白1個分/バニラエッセンス少々
【作り方】
酷暑の日々が続きます。皆さま、ご自分の好きなおいしいものを食べて、何とか乗り切ってください。
「かむ、のみ込む」が少し難しい方にも元気な方にも、アイスクリームは栄養補給にもってこいのデザートです。
手作りしてみませんか。
金属容器ではなく、ふた付きの樹脂容器を使って冷凍した方が、混ぜたりしないで済み、放っておくだけでできます。
①生クリームに砂糖大さじ1とバニラエッセンスを加えて固く泡立てる
②卵白に塩ひとつまみを加えて固く泡立て、砂糖大さじ1を加え、つやのあるメレンゲを作る
③ボウルにヨーグルトと砂糖大さじ1を入れて混ぜ、①、②を加えて混ぜる
④樹脂容器に流し、ふたをして4~5時間、固まるまで冷凍する。写真はリーフパイを添えました。
トロトロの甘酒ゼリー
【材料=60ml容量のプリンカップ6個分】
甘酒1カップ(原酒は飲める状態に薄めて)/豆乳1カップ/粉ゼラチン1袋(5g)/スイカ正味200g(皮付きで500g)/レモンの搾り汁小さじ1/バニラエッセンス少々/ミントの葉少々
【作り方】
①小さい耐熱ボウルに水大さじ2を入れ、粉ゼラチンを振り込み、氷1片をのせて2分おく。氷を除き、ラップはせずに電子レンジ600Wで20秒加熱して溶かす
②ボウルに砂糖大さじ3、甘酒、豆乳を入れ、①を加えて混ぜる。氷水に浮かべ、とろみが付くまで冷やす
③プリンカップに薄く油を塗り、②を流す
④冷蔵庫に入れて4~5時間、冷やし固める
⑤スイカは赤い果肉を薄切りにして種を除き、みじん切りにする
⑥ボウルに⑤、砂糖大さじ2、レモン汁、バニラエッセンスを合わせて冷やしておく
⑦④を型より取り出して器に盛り、周りに⑥を流し、ミントの葉を散らす。
手亡豆の煮方と白あんの作り方
【材料=作りやすい分量】
手亡(白インゲン)豆2カップ(250g)
【作り方】
スタッフのおやつ用に作っていた白あんに、牛乳をかけて教室でお出ししたところ、思わぬ反響が。
聞けば皆さん、ゆで方や分量など、あいまいなまま作っている様子でした。
牛乳をかければ、「かむ、のみ込む」が少し難しくなった方のおやつになります。
①手亡豆は洗って水5カップに浸し、水を十分に吸って表面のしわが完全にのびるまでおく
②圧力鍋に①を水ごと移し、落としぶたとふたをして火にかける
③圧がかかったら、弱火で6分加熱して火を止める
④圧が下がったらざるにあけ、汁をあらかた切って鍋に戻す
⑤砂糖250g、塩小さじ1/2を加え、混ぜずに弱火で10分煮て火を止める
⑥白あんにするときは完全に冷まし、皮ごとフードプロセッサーにかける⑦保存容器に移し、冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存できる。