【材料4人分】
豚ひき肉100g/鶏レバー50g/玉ネギ50g/粉寒天小1袋(2g)/食パン(サンドイッチ用薄切り、耳を落としたもの)4枚
【作り方】
食品を滑らかにつぶしたり、すったりするのは時間のかかる作業。
フードプロセッサーは加熱した肉やレバーをすり身状にするときに重宝します。
①鶏レバーは筋を除き、破裂防止に薄切りにする。玉ネギも薄切りにする
②耐熱ボウルに①を入れ、豚ひき肉を加えてふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱する
③フードプロセッサーに②を蒸し汁ごと移し、塩小さじ1/5、こしょう少々、粉寒天を入れ、滑らかになるまで回す
④ふた付き容器に移し、冷ませば程よい固さになる。冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存できる。食パンをトーストして塗り、カナッペに。
のみ込むのが難しい方は、スープに浸してどうぞ。
軟らか赤飯
【材料2人分】
お赤飯のもと(市販品)75g、または赤飯用小豆水煮缶1/3缶(汁ともに75g)/もち米60g/米40g
【作り方】
もち米だけの赤飯は粘りが強いので、のみ込みやすくするために、うるち米を加えて炊きます。
①もち米と米は一緒に洗って、ざるへ上げる
②炊飯器に①、お赤飯のもと、または小豆缶を汁ごと入れ、水を1合の線まで注ぐ
③炊飯器のおかゆモードで炊く。40分ほどかかる。おかゆモードが無いときは、炊飯モードで炊く
④さっくりと混ぜ、器に盛り、塩少々を振る。
◇小豆水煮缶が手に入らないときは、乾燥小豆20gにひたひたの水を加え、火にかける。煮立ったら強火で5分煮てざるへ上げ、鍋に戻して水100mlを加え、煮立ったらふたをして弱火で20分煮て、ざるへ上げて使う。
ドライアップルと蜂蜜紅茶
【材料=作りやすい分量】
リンゴ1個(300g)
【作り方】
蜂蜜を加えた温かい紅茶に加えるのがお勧めです。
ほとびて(ふやけて)軟らかくなるのでスプーンですくっていただきます。紅茶にもリンゴの甘い香りが広がります。
紅茶だけでなく、おかゆに加えても。
アップルペクチンの力で便秘予防になります。
①リンゴは1cm幅にスライスする。中央の芯の部分は残す。スライスしたものを1cm幅の拍子木に切り、さらに端から2~3mm幅の「色紙切り」(正方形に薄く切ること)にする
②耐熱皿にペーパータオルを敷き、①を100g分、重ならないようにのせて広げ、ラップはせずに電子レンジ600Wで2分加熱。取り出して、別のペーパータオルで押さえて水気を取る。残りも同様に
③クッキングシートを敷いたバットに移し、冷蔵庫の上などの温かいところに置いて乾燥させる
④瓶に移し、冷蔵で2カ月保存できます。
レンチン豆乳ヨーグルト
【材料=出来上り560g】
プレーンヨーグルト60g/豆乳(大豆固形分9%以上)500ml
【作り方】
動物性の牛乳が苦手な人のために考案した、電子レンジでチンして作る豆乳ヨーグルト。種菌は市販のヨーグルトを使います。
①ふたのできる耐熱容器(容量750ml以上)に豆乳を注ぎ、ふたはせずに電子レンジ600Wで3分加熱する。これで40度程度に温まり、乳酸菌が増えやすい温度帯になる
②プレーンヨーグルトを加えて泡立て器で混ぜ、室温に1~3時間、固まるまでおく
③絹ごし豆腐状に固まったら冷蔵する。1週間保存できる。
★飲む豆乳ヨーグルト
【材料と作り方】
ミキサーに、豆乳ヨーグルト200g、砂糖大さじ2、レモン汁小さじ1、バニラエッセンス5滴、水、または炭酸水100mlを入れて回す。
イチゴのブラマンジェ
【材料=75ml容量のプリンカップ6個分】
粉ゼラチン5g/牛乳400ml/杏仁霜大さじ2/コンデンスミルク大さじ2/生クリーム大さじ2/アーモンドエッセンス少々/イチゴ100g/牛乳100ml
【作り方】
①ボウルに水大さじ2と粉ゼラチンを入れてふやかす
②鍋に牛乳300ml、杏仁霜、コンデンスミルク、生クリーム、アーモンドエッセンスを入れて火にかけ、混ぜながら煮て、煮立つ寸前に火を止め、①を加えて溶かす
③ボウルに②を移し、氷水のボウルに浮かべ、とろみが付いたら、薄くサラダ油を塗ったプリンカップに流し、1時間ほど冷蔵庫に入れて冷やし固める
④イチゴのへたを除き、先端を少し落とし、5mm幅の輪切りにする。別のボウルに入れ、砂糖大さじ1を加え、ゴムベラでつやが出るまで混ぜ、冷やしておく
⑤牛乳100mlに砂糖大さじ1とアーモンドエッセンスを加えて混ぜる
⑥器に③をカップから取り出して置き、⑤をかけ、④をのせる。
とろりと軟らかいカボチャのマッシュ
【材料2人分】
カボチャ150g(正味)/牛乳大さじ2/コンデンスミルク大さじ2/乾燥パセリ少々
【作り方】
かみやすく、のみ込みやすく仕上げました。
コンデンスミルクの懐かしい甘味で、おやつでも副菜でも。
①カボチャはわたと種をスプーンでかき取り、4~5個に切る
②①の切り口をまな板に付け、包丁でそぎ落とすように皮を削り取る。
ここで、カボチャの重量を量る
③耐熱ボウルに②を入れ、水大さじ1を加え、ふた、または両端を少し開けてラップをする
④電子レンジ600Wで3分加熱する。加熱時間は、カボチャの重量に合わせて加減する
⑤粗熱を取り、フォークでつぶし、牛乳を加えて泡立て器で混ぜ、次にコンデンスミルクを加えて滑らかになるまで混ぜる⑥器に盛り、生のパセリはむせやすいので乾燥パセリを振る。
サバ缶の茶わん蒸し
【材料2人分】
サバ(水煮)1/4缶(50g)/卵1個/昆布3cm角1枚/削りかつお小1袋(3g)/あれば木の芽、梅肉各少々
【作り方】
サバの水煮缶はタンパク質、カルシウムが豊富で、体の骨格作りにぴったりの食材。
その上、血液サラサラ効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)や、認知機能を上げる効果のあるDHA(ドコサヘキサエン酸)もたっぷり。
①耐熱ボウルに昆布と削りかつおを入れ、水160mlを注ぎ、電子レンジ600Wで2分加熱。こして、薄口しょうゆとみりん各小さじ1/2を加えて冷ます
②卵を溶き、①を加えて混ぜる
③蒸し茶わんに、缶汁を切って細かくほぐしたサバの身を入れ、②を注ぐ④鍋に③を並べ、茶わんの糸底より1cm上になるまで水を注ぎ、ふたをして火にかける。ゴトゴトと茶わんが動く音がし始めたら弱火にし、3分加熱。火を止めて5分おく。好みで木の芽や梅肉をのせる。
サトイモとカニのサラダ
【材料2人分】
サトイモ小4個または大2個(200g)/ズワイガニ(ほぐし身缶詰)小1缶(正味40g)/長ネギのみじん切り5cm分
【作り方】
本当においしいものを食べると、人の顔はほころびます。
カニ缶を汁ごと使ってのみ込みやすく、とろりと仕上げます。
①サトイモは水に浸し、周りに付いている泥を軟らかくしてから、たわしでゴシゴシ洗ってざるへ上げる
②サトイモの天地(頭部と底部)を5mm幅ほど切り落とし、耐熱皿に並べ、ラップをする
③電子レンジの中央に耐熱皿を1枚置いて底上げをし、②をのせ、電子レンジ600Wで4分加熱する
④竹串を刺してスーッと通るようだったら、水に移して冷まし、皮をむく
⑤ボウルに入れ、マッシャーやすりこ木でつぶし、カニの缶汁を全量、軟骨を取ったカニの身、ネギ、マヨネーズ大さじ1を加えて混ぜ
る。
カニ雑炊
【材料4人分】
削りかつお15g/ご飯茶わん2杯分(300g)/カニ缶小1缶(70g)/長ネギ10cm分
【作り方】
おいしいつゆを含んで膨らんだご飯で炭水化物、カニと卵でタンパク質も取れ、主菜と主食を兼ねる、シニアや体力の弱った方にぴった
りの一品。
①カニ缶は汁と身に分ける。身は軟骨を除き、細かくほぐす。缶汁は取っておく
②長ネギは小口より薄切りにし、さらに細かく刻んで水洗いし、ざるへ上げる
③ボウルに削りかつおを入れ、熱湯650mlを注いで1分おき、鍋にこし入れる
④ご飯は水洗いしてほぐし、ざるへ上げる
⑤③の鍋に④を加えて火にかける。煮立ってきたらあくを取り、①のカニの身と②を散らす。薄口しょうゆ、酒各大さじ1、缶汁全量を
加え、ふつふつと煮立つ程度の中火弱で10分煮る
⑥ご飯粒が膨らんできたら強火にし、卵を溶いて回しかけて火を止め、ふたをして1分蒸らす。
とっておきのふりかけ・粉だし
【材料=作りやすい分量】
削りかつお20g/煮干し20g/昆布20g
【作り方】
煮干しや昆布、削りかつおなどは水に浸しておいたものをそのまま煮るだけで、おいしいだし汁になる食材。
これらを粉末にした粉だしは、かむ、のみ込むが少し難しくなった方においしく食べていただくために、格好の裏方を務めてくれます。
汁に加えればだしに、軟飯やおかゆに振りかければそのうま味でスムーズに喉を通ります
①煮干しは頭とはらわたを除く
②昆布は2cm×5cmの短冊に切る
③フライパンにクッキングシートを敷き、①、②、削りかつおをそれぞれ単品で入れ、中火にかけてからいりする。その後、削りかつお
だけ手でつぶして細かくする③ミキサーにかけて粉状にし、柄付きざるに入れて振る。ざるに残った分は、さらにミキサーにかける
④瓶に詰めて冷蔵すれば、1年間保存できる。