冷凍パックでビーフシチュー

【材料4人分】
牛肉(焼き肉用切り身)50g/ジャガイモ、ニンジン、玉ネギ、インゲン合わせて100g/顆粒(かりゅう)ハヤシルー大さじ1

【作り方】先日のテレビ番組「徹子の部屋」で実演したビーフシチューです。
マグカップで1人分を作ります。私は日頃から、肉や魚50g、野菜100gを合わせて冷凍用パックに入れ、凍らせています。
こうしてタンパク質と野菜をバランス良く取る考え方は、1人で暮らしている私の食生活の根幹をなすものです。

①一口大に切って冷凍しておいた牛肉とジャガイモ、ニンジン、玉ネギ、インゲンを解凍する

②マグカップに水150mlを注ぎ、ハヤシルーを加えて混ぜ、味が染みるように肉を先に入れ、野菜を上にのせる。噴きこぼれ防止にラップはかけずに電子レンジ600Wで8分加熱する。

15の野菜で作るカレーソース

【材料=作りやすい分量】
シイタケ、シメジ、エノキタケ、ニンジン、パクチー、クレソン各100g/ジャガイモ、キャベツ、コマツナ、チンゲンサイ、オクラ、長ネギ、玉ネギ各200g/レモン1個/カットトマト

水煮400g/カレー粉40g/ガラムマサラ大さじ1/トウバンジャン大さじ2/中濃ソース50g/トマトケチャップ50g/黒糖50g/しょうゆ、酢、アマニ油各50ml/塩40g/レンコンパウダー

100g/水5L

【作り方】
家計調査では、きのこ類は生鮮野菜に分類されています。

①野菜は石突きや皮を除き、2~3cm角に切る。耐熱ボウルに入れ、ふたをして電子レンジ600Wで100gにつき2分の割合で加熱

②フードプロセッサーに移して刻み、ミキサーに移し、水を加えてピューレにする

③鍋に移し、調味料を全て加えて火にかけ、煮立ってきたら弱火にし、ふたはせずにつきっきりで混ぜながら2時間煮込む

④味を見て足りなければ塩や酸味を足し、一晩寝かせる

⑤300gずつレンジ対応の容器に詰め、ふたをして冷凍する

⑥ふたを外し、1個につき水100mlを足し、ラップをかけて電子レンジで8分加熱して混ぜる。写真はカツカレー。

冷たいスイートポテト

【材料=直径5cm×高さ6cmの紙製マフィンカップ10個分】サツマイモ600g/卵1個/バニラエッセンス5滴/生クリーム1カップ

【作り方】
鹿児島空港の人気土産に、表面だけ焼き目を付け、冷凍で販売されているスイートポテトがあります。

解凍するとソフトな口溶けで、介護食にもぴったり。作り方を知りたいと要望があったので、私なりの「推測」で作ってみました。

①サツマイモは皮を厚めにむき、3cm幅に切り、水に10分さらす

②耐熱ボウルに移し、水1カップを加えてラップをかけ、電子レンジ600Wで12分加熱。竹串がスーッと通るようになったら、ざるへ上げる

③フードプロセッサーに移し、砂糖100g、バニラエッセンスを加えて回し、卵も加えて回し、生クリームと塩ひとつまみを加えて回す

④マフィンカップに流して冷まし、冷凍する。冷凍庫で1カ月保存できる。写真はオーブントースターで上面に焼き目を付けたもの。

ごまだれ・冷やしうどん

【材料=出来上がり大さじ8】削りかつおひとつかみ/白練りごま大さじ1と1/2(27g)/おろしニンニク小さじ1/2/ラー油小さじ1/ごま油大さじ1

【作り方】万人受けするたれ。冷蔵庫で1週間保存できます。

①熱湯1カップに削りかつおを入れ、1分おいてこす

②ごまだれを作る=ミキサーに①を大さじ5、しょうゆとみりん各大さじ1、練りごま、ニンニク、ラー油、ごま油を入れて回す

③うどんをゆでる(1人分)=鍋に熱湯を沸かし、冷凍うどん1パック(200g)をゆで、冷水でゆすぐ

④器に③を入れ、②を大さじ2かけ、万能ねぎの小口切り少々をのせる。ごまだれは冷しゃぶやおひたしにもぴったり。

レモンカード

【材料=70ml容量の瓶4個分】
レモン1個(100g)/卵2個(100g)/有塩バター100g

【作り方】レモンの皮も実も種も薄皮も全てを使い、湯せんで作る甘酸っぱいスプレッド。

①無農薬レモンでないときは、蛇口の湯をかけながらたわしでごしごしこすってワックスや農薬を洗い流し、水でゆすぎ、キッチンペーパーで水気を拭く。
へたを落とし、十字に4等分してから、それぞれを1cm幅に切る

②ミキサーに砂糖100g、①、卵を入れ、滑らかになるまでかける

③直径18cm程度の鍋に湯2カップを沸かし、弱火にする

④直径23cm~25cmのボウルに2cm角切りにしたバターを入れ、③の鍋にのせて湯せんで溶かす

⑤④のバターに②を加え、中火にして木べらで絶えず混ぜながら加熱し、とろみが付いてきたら火を止める

⑥熱いうちに完全に乾いた瓶に詰め、ふたをする。冷蔵で1年保存できる。

昆布とキクラゲのユズ練り

【材料=作りやすい分量】
キクラゲ(乾燥)30g(戻して200g)/昆布(乾燥)20g(戻して60g)/ユズ1個(100g)
【作り方】
本年最後のレシピです。ご愛読ありがとうございました。
お正月でも、介護の必要な方には食べやすく体調を整える常備菜も必要です。
おかゆや軟飯に添えるユズ練りを。

圧力鍋で作るのでとろけるように軟らか。冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存できます。
①昆布は四つに切って水2カップで戻す
②キクラゲは水3カップで戻し、水を切る
③ユズはへたを取り、十字に4等分して種を除く
④フードプロセッサーに①と、②を5cm角に切って入れ、③も加えて回し、みじん切りにする
⑤圧力鍋に④を移し、昆布の戻し汁を加え、ふたをして強火にかけ、圧がかかったら弱火で1分煮て火を止める
⑥圧が下がったらしょうゆ、砂糖、みりん各大さじ3を加え、中火で混ぜながら10分煮て火を止める。

冷凍イチゴのジャム

【材料=出来上り120g分】
冷凍のイチゴ100g/レモン汁小さじ2
【作り方】
「流動食を食べたい高齢者はいない」という思いで、長年シニアの方の食事提案をしてきました。長い人生、今まで食べてきたものが少し軟らかくなっていたり、のみ込みやすくなっていたりすればよいのです。
朝食でジャムトーストとカフェオレを楽しんでいた方は、トーストを2cm角に切ってジャムを塗ってフォークに刺し、カフェオレに浸して軟らかくすれば今まで通りの朝食です。
市販の冷凍フルーツを使い、電子レンジで少量作ります。
①耐熱ボウルに冷凍イチゴを入れ、砂糖50gを加えてレモン汁を回しかける
②ラップをして電子レンジ600Wで2分加熱
③取り出してゴムベラで混ぜ、砂糖を溶かす
④ラップはせずに電子レンジで1分加熱して煮詰める。熱いうちに瓶に詰め、ふたをする。

チョコレートソースのフレンチトースト

【材料2人分】
食パン(6枚切り)2枚/卵1個/牛乳150ml/バニラエッセンス少々/有塩バター大さじ2/生クリーム1/4カップ/チョコレートソース(市販品)大さじ2/あればラズベリー2個
【作り方】
カスタードソースに浸して軟らかくなった食パンを、バターでじっくりふっくら焼き上げます。
「かむ、のみ込む」が少し難しい方でも、おいしくいただけます。
①卵を溶きほぐし、砂糖大さじ2、バニラエッセンス、牛乳を加えて混ぜる
②食パンを二つに切って小さめのバットに並べ、①を注ぐ。10分ほどおいて裏返し、ラップをして一晩、冷蔵庫に寝かせる
③ボウルに生クリームを入れ、砂糖小さじ2を加え、冷水に浮かべて固く泡立てる
④フライパンを温め、バターを溶かし、②を並べ入れる。弱火で3分焼き、返してさらに3分焼く
⑤器に④を盛り、③をのせ、チョコレートソースをかけ、ラズベリーを添える。

白花豆の甘煮

【材料=出来上り500g】
白花豆250g
【作り方】
上顎と舌だけでもつぶれるほど軟らかく煮えた豆は、タンパク質供給の介護食に。
砂糖の量を少なめに仕上げ、豆の風味を生かした煮豆。
圧力鍋で作ります。
①圧力鍋に水5カップ、砂糖150g、塩小さじ1/2を入れて火にかけ、煮立ったら火を止める
②白花豆を洗って水切りし、①に加え、一晩常温におく。網じゃくしですくい上げてみて、豆の皮が完全に伸びていることを確かめる
③落としぶたをのせ、ふたをして火にかけ、圧がかかったらごく弱火(IHヒーターでは2)にし、10分加熱して火を止める
④圧が下がったらふたを取り、落としぶたはそのままで、始めからごく弱火(同)にかけ、10分煮て火を止める
⑤一晩常温に置き、冷蔵する。1週間保存できる。冷凍すれば1カ月保存できる。

とろっと軟らかいチーズケーキ

【材料=直径18cmの底取れケーキ型1個分】
クラッカー80g/無塩バター40g/クリームチーズ200g/牛乳大さじ2/粉ゼラチン1袋(5g)/生クリーム1カップ/レモン汁小さじ2
【作り方】
①フードプロセッサーにクラッカーを入れて回し、粉砕する。バターを加えてさらに回す
②薄くサラダ油を塗った型に①を入れ、コップの底で押えて平らにし、冷蔵庫で冷やしておく
③耐熱ボウルに水大さじ2と粉ゼラチンを入れ、すぐに混ぜて2分おき、電子レンジ600Wで20秒加熱して溶かす
④別のボウルに砂糖大さじ1、生クリームを入れ、氷水に当てて泡立て、五分立て(とろっと流れるくらい)にする
⑤別のボウルに砂糖大さじ2、クリームチーズを入れて滑らかになるまでハンドミキサーで混ぜ、③とレモン汁を加えて混ぜ、さらに④を加えて混ぜる。②に流し入れ、冷蔵庫で3時間ほど冷やし固める。8等分ほどに切り分けていただく。冷凍もできる。