【材料2人分】
食パン(6枚切り)2枚/卵1個/牛乳150ml/バニラエッセンス少々/有塩バター大さじ2/生クリーム1/4カップ/チョコレートソース(市販品)大さじ2/あればラズベリー2個
【作り方】
カスタードソースに浸して軟らかくなった食パンを、バターでじっくりふっくら焼き上げます。
「かむ、のみ込む」が少し難しい方でも、おいしくいただけます。
①卵を溶きほぐし、砂糖大さじ2、バニラエッセンス、牛乳を加えて混ぜる
②食パンを二つに切って小さめのバットに並べ、①を注ぐ。10分ほどおいて裏返し、ラップをして一晩、冷蔵庫に寝かせる
③ボウルに生クリームを入れ、砂糖小さじ2を加え、冷水に浮かべて固く泡立てる
④フライパンを温め、バターを溶かし、②を並べ入れる。弱火で3分焼き、返してさらに3分焼く
⑤器に④を盛り、③をのせ、チョコレートソースをかけ、ラズベリーを添える。
カテゴリー: 介護の味方
冷凍イチゴのジャム
【材料=出来上り120g分】
冷凍のイチゴ100g/レモン汁小さじ2
【作り方】
「流動食を食べたい高齢者はいない」という思いで、長年シニアの方の食事提案をしてきました。長い人生、今まで食べてきたものが少し軟らかくなっていたり、のみ込みやすくなっていたりすればよいのです。
朝食でジャムトーストとカフェオレを楽しんでいた方は、トーストを2cm角に切ってジャムを塗ってフォークに刺し、カフェオレに浸して軟らかくすれば今まで通りの朝食です。
市販の冷凍フルーツを使い、電子レンジで少量作ります。
①耐熱ボウルに冷凍イチゴを入れ、砂糖50gを加えてレモン汁を回しかける
②ラップをして電子レンジ600Wで2分加熱
③取り出してゴムベラで混ぜ、砂糖を溶かす
④ラップはせずに電子レンジで1分加熱して煮詰める。熱いうちに瓶に詰め、ふたをする。
しょうゆあんのハンバーグ
【材料2人分】
合いびき肉150g/ご飯大さじ2/溶き卵1/2個分/木綿豆腐50g/パン粉大さじ2/片栗粉小さじ1
【作り方】
つなぎにご飯、豆腐、パン粉、卵を使います。
ご飯はでんぷん質が豊富なので、ハンバーグに加えると硬くなりにくいのです。
そのため、ほぐれやすく食べやすくなります。
①ボウルに豆腐とパン粉を入れ、手でつぶしながら豆腐の水分でパン粉をしっとりさせる。塩小さじ1/4、こしょう少々、ご飯、溶き卵、合いびき肉を加え、粘りを出さないように、でもまとまる程度に混ぜ、2等分する
②手を洗ってふき、油少々を付けて①をハンバーグ形にまとめる
③フライパンにサラダ油大さじ1を流して温め、②を並べ入れ、中火で4分焼く。裏返してふたをして弱火で4分焼き、油を切って器に盛る
④鍋に水1カップ、しょうゆとみりん各大さじ1、片栗粉を入れて火にかけ、とろみが付いたら③にかける。
市販の煮物の味を軽くする
【材料2人分】
切り干し大根の煮物(市販品)1パック(150g)
【作り方】
読者の方からお手紙が届きました。
「煮物料理が大好きなのですが、老夫婦暮らしで、材料を取りそろえて下ごしらえするのもおっくうです。
市販品も買ってみましたが、味が濃くて口に合いません。
夫は血圧が高く、もっと薄味にしてあげたいのです。
どうしたらいいでしょう。話は簡単です。
ヒジキ、切り干し、筑前煮などの煮物にしみ込んでいる調味料を、取り除けばいいのです。
ポイントは水と電子レンジ。
①耐熱ボウルに切り干し大根の煮物を入れ、水大さじ4を全体にかける
②ラップをして電子レンジ600Wで4分加熱
③取り出して、ざるにあけて汁を切る
④器に盛る。
家政学の実験では、これで調味料の40%近くが減るといわれています。
軟らか白黒ご飯
【材料2人分】
ご飯200g/ごま油小さじ1/赤唐辛子のみじん切り少々
【作り方】
中国の禅寺のまかないご飯と伝え聞き、気に入って作っている白黒ご飯をご紹介します。
本来は普通の固さのご飯で作りますが、入れ歯が合わなくて困っているという方に軟飯で作り、私も一緒においしくいただきました。
①耐熱ボウルにご飯を入れ、水200mlを加える。両端を少し開けてラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱し、取り出して5分蒸らす
②①の1/3量を取り分け、残りはおわんによそう
③フライパンを温め、ごま油を流し、取り分けておいた1/3量のご飯を入れて炒める。赤唐辛子と、塩、こしょう各少々を振り、しょうゆ小さじ2を回しかけて絡ませ、火を止める
④②のおわんの白ご飯に③をのせ、おかず代わりにしていただく。
手亡豆の煮方と白あんの作り方
【材料=作りやすい分量】
手亡(白インゲン)豆2カップ(250g)
【作り方】
スタッフのおやつ用に作っていた白あんに、牛乳をかけて教室でお出ししたところ、思わぬ反響が。
聞けば皆さん、ゆで方や分量など、あいまいなまま作っている様子でした。
牛乳をかければ、「かむ、のみ込む」が少し難しくなった方のおやつになります。
①手亡豆は洗って水5カップに浸し、水を十分に吸って表面のしわが完全にのびるまでおく
②圧力鍋に①を水ごと移し、落としぶたとふたをして火にかける
③圧がかかったら、弱火で6分加熱して火を止める
④圧が下がったらざるにあけ、汁をあらかた切って鍋に戻す
⑤砂糖250g、塩小さじ1/2を加え、混ぜずに弱火で10分煮て火を止める
⑥白あんにするときは完全に冷まし、皮ごとフードプロセッサーにかける⑦保存容器に移し、冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存できる。
トロトロの甘酒ゼリー
【材料=60ml容量のプリンカップ6個分】
甘酒1カップ(原酒は飲める状態に薄めて)/豆乳1カップ/粉ゼラチン1袋(5g)/スイカ正味200g(皮付きで500g)/レモンの搾り汁小さじ1/バニラエッセンス少々/ミントの葉少々
【作り方】
①小さい耐熱ボウルに水大さじ2を入れ、粉ゼラチンを振り込み、氷1片をのせて2分おく。氷を除き、ラップはせずに電子レンジ600Wで20秒加熱して溶かす
②ボウルに砂糖大さじ3、甘酒、豆乳を入れ、①を加えて混ぜる。氷水に浮かべ、とろみが付くまで冷やす
③プリンカップに薄く油を塗り、②を流す
④冷蔵庫に入れて4~5時間、冷やし固める
⑤スイカは赤い果肉を薄切りにして種を除き、みじん切りにする
⑥ボウルに⑤、砂糖大さじ2、レモン汁、バニラエッセンスを合わせて冷やしておく
⑦④を型より取り出して器に盛り、周りに⑥を流し、ミントの葉を散らす。
野菜たっぷりふんわりお好み焼き
【材料=直径10cm×8枚分】
お好み焼き粉150g/卵1個/ニラ75g/ミックスベジタブル75g/鶏胸肉(皮なし)100g/桜エビ大さじ2
【作り方】
市販のお好み焼き粉には小麦粉、でんぷん、やまいも粉、かつお節、シイタケ、昆布、さば節の粉末、野菜エキス、ベーキングパウダーが入っています。
これにみじん切り野菜を加えると、ふんわりと口溶けよく、便秘予防にもなるお好み焼きが出来上がります。
筋肉増強効果のある鶏胸肉や、桜エビも加えました。
①鶏胸肉は2cm角に、ニラは2cm長さに切る
②フードプロセッサーに①、ミックスベジタブル、桜エビを別々にかけて粗みじん切りにする
③ボウルに卵を溶き、水180mlを加え、②とお好み焼き粉を入れてまぜる
④フライパンに薄く油を引いて③をお玉1/2杯ずつ流し、両面焼く。
豆腐白玉のおしるこ
【材料2人分】
小豆のこしあん((加糖の市販品)130g/白玉粉30g/木綿豆腐30~40g
【作り方】
私の料理教室では「60歳からの食事こそ、健康の秘訣(ひけつ)」と呼び掛け、介護食にもなる普段の料理を取り上げています。
小豆は昔から季節の行事や儀式に欠かせない栄養豊富な豆。
タンパク質も含んでいるので、おやつでも筋肉の強化ができます。
市販のこしあんで、さらっとした喉越しのおしるこに。
団子は白玉粉を豆腐でこねたもの。軟らかめに仕上げるとかみやすく、のみ込みやすくなります。
①ボウルに豆腐を入れてつぶし、白玉粉を加えて混ぜる。10分ほど置き、水分が全体に行き渡ったところで、よくこねて直径1~1.5cmの団子に丸め、ゆでて冷水に取って水切りする
②こしあんに水1カップを加えて溶きのばし、火にかけて軽く温める
③器に②をよそって①を加える。
ナスとシメジのソテー
【材料2人分】
ナス100g/シメジ50g
【作り方】
軟らかく、のみ込みやすい副菜を作ります。
①ナスはへたを落とし、ポリ袋に入れ、口は閉めずに耐熱皿にのせる。電子レンジ600Wで2分加熱。水に取って冷まし、5mm幅の輪切りにする
②シメジは石突きを除き、1cm長さに切る
③フライパンにサラダ油小さじ2、②を入れて炒め、シメジが軟らかくなったら①を加えて炒め、塩、こしょう各少々を振る。
★たたきオクラ
【材料2人分】
オクラ50g/ごま油小さじ1
【作り方】
①オクラは塩少々を付けてこすり、熱湯で30秒ゆで、冷水に取って冷ます。がくとへたを除き、2mm幅の小口切りにし、細かくたたいて粘りを出す
②ボウルに移し、しょうゆ小さじ1、ごま油を加えて混ぜる。
