マグロのタルタル

マグロのタルタル 2019-6-6
【材料2人分】
マグロ(赤身・生食用)100g/キュウリのピクルス小1本(10g)/ニンニク1/2片/バジルの葉6枚/黒オリーブ(種なし)2個/レモンの搾り汁小さじ1/オリーブ油小さじ1/レモンの輪切り2枚
【作り方】
生のマグロは細かくたたくと、かむ力やのみ込む力が落ちている方でも食べやすくなります。
①ピクルス、ニンニク、バジルの葉4枚、黒オリーブは細かいみじん切りにする
②マグロは5mm角程度に刻んでから、細かくたたく
③ボウルにレモンの搾り汁、オリーブ油、しょうゆ小さじ1/2、こしょう少々を合わせ、とろりとするまで混ぜる
④③に②を加えて滑らかになるまで混ぜ、さらに①を加えて混ぜ、2等分する
⑤ぐい飲みなどの器に④を詰め、輪切りのレモンをのせ、器をかぶせて返す⑥飾りに残しておいたバジルの葉2枚を添える。

ショウガレモン酢やっこ

ショウガレモン酢やっこ 2019-6-13(1)

【材料2人分】
絹ごし豆腐小1パック(200g)/ショウガレモン酢(7日付の「きょうの一品」参照)大さじ1/オリーブ油小さじ1/ショウガ(ショウガレモン酢に漬けたもの)千切り1枚分/万能ネギの小口切り少々
【作り方】ショウガレモン酢はショウガの香りが利いて、食の細った方には調味料としても活躍します。
①豆腐は二つに切って器に盛り、ショウガレモン酢、オリーブ油、しょうゆ小さじ1を合わせてかける。千切りショウガやネギはお好みで。

チョコレートソースのフレンチトースト

【材料2人分】
食パン(6枚切り)2枚/卵1個/牛乳150ml/バニラエッセンス少々/有塩バター大さじ2/生クリーム1/4カップ/チョコレートソース(市販品)大さじ2/あればラズベリー2個
【作り方】
カスタードソースに浸して軟らかくなった食パンを、バターでじっくりふっくら焼き上げます。
「かむ、のみ込む」が少し難しい方でも、おいしくいただけます。
①卵を溶きほぐし、砂糖大さじ2、バニラエッセンス、牛乳を加えて混ぜる
②食パンを二つに切って小さめのバットに並べ、①を注ぐ。10分ほどおいて裏返し、ラップをして一晩、冷蔵庫に寝かせる
③ボウルに生クリームを入れ、砂糖小さじ2を加え、冷水に浮かべて固く泡立てる
④フライパンを温め、バターを溶かし、②を並べ入れる。弱火で3分焼き、返してさらに3分焼く
⑤器に④を盛り、③をのせ、チョコレートソースをかけ、ラズベリーを添える。

冷凍イチゴのジャム

【材料=出来上り120g分】
冷凍のイチゴ100g/レモン汁小さじ2
【作り方】
「流動食を食べたい高齢者はいない」という思いで、長年シニアの方の食事提案をしてきました。長い人生、今まで食べてきたものが少し軟らかくなっていたり、のみ込みやすくなっていたりすればよいのです。
朝食でジャムトーストとカフェオレを楽しんでいた方は、トーストを2cm角に切ってジャムを塗ってフォークに刺し、カフェオレに浸して軟らかくすれば今まで通りの朝食です。
市販の冷凍フルーツを使い、電子レンジで少量作ります。
①耐熱ボウルに冷凍イチゴを入れ、砂糖50gを加えてレモン汁を回しかける
②ラップをして電子レンジ600Wで2分加熱
③取り出してゴムベラで混ぜ、砂糖を溶かす
④ラップはせずに電子レンジで1分加熱して煮詰める。熱いうちに瓶に詰め、ふたをする。

昆布とキクラゲのユズ練り

【材料=作りやすい分量】
キクラゲ(乾燥)30g(戻して200g)/昆布(乾燥)20g(戻して60g)/ユズ1個(100g)
【作り方】
本年最後のレシピです。ご愛読ありがとうございました。
お正月でも、介護の必要な方には食べやすく体調を整える常備菜も必要です。
おかゆや軟飯に添えるユズ練りを。

圧力鍋で作るのでとろけるように軟らか。冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存できます。
①昆布は四つに切って水2カップで戻す
②キクラゲは水3カップで戻し、水を切る
③ユズはへたを取り、十字に4等分して種を除く
④フードプロセッサーに①と、②を5cm角に切って入れ、③も加えて回し、みじん切りにする
⑤圧力鍋に④を移し、昆布の戻し汁を加え、ふたをして強火にかけ、圧がかかったら弱火で1分煮て火を止める
⑥圧が下がったらしょうゆ、砂糖、みりん各大さじ3を加え、中火で混ぜながら10分煮て火を止める。

冷たいスイートポテト

【材料=直径5cm×高さ6cmの紙製マフィンカップ10個分】サツマイモ600g/卵1個/バニラエッセンス5滴/生クリーム1カップ

【作り方】
鹿児島空港の人気土産に、表面だけ焼き目を付け、冷凍で販売されているスイートポテトがあります。

解凍するとソフトな口溶けで、介護食にもぴったり。作り方を知りたいと要望があったので、私なりの「推測」で作ってみました。

①サツマイモは皮を厚めにむき、3cm幅に切り、水に10分さらす

②耐熱ボウルに移し、水1カップを加えてラップをかけ、電子レンジ600Wで12分加熱。竹串がスーッと通るようになったら、ざるへ上げる

③フードプロセッサーに移し、砂糖100g、バニラエッセンスを加えて回し、卵も加えて回し、生クリームと塩ひとつまみを加えて回す

④マフィンカップに流して冷まし、冷凍する。冷凍庫で1カ月保存できる。写真はオーブントースターで上面に焼き目を付けたもの。

とろとろに軟らかいナスのグラタン

【材料2人分】
有塩バター40g/強力粉大さじ3(薄力粉なら大さじ4)/牛乳1と1/2カップ/ナス1本(150g)/ニンニクのみじん切り1/2片分/ベーコン薄切り2枚/ピザ用チーズ25g/パセリのみ

じん切り少々

【作り方】
①ホワイトソースを作る=耐熱ボウルに強力粉を入れ、バターを四つに切ってのせ、ラップをかけ、電子レンジ600Wで1分加熱。取り出して泡立て器で混ぜ、牛乳を3回に分けて加えて

溶きのばし、塩、こしょう各少々を加え、ラップをかけ、電子レンジで3分加熱。取り出して底にたまった粉をすくい上げるように溶かし、ラップはかけずに電子レンジで3分加熱

②ナスはへたを落とし、1cm幅の輪切りにする。ベーコンは5mm幅に刻む

③フライパンにサラダ油小さじ2とニンニクを入れ、中火でいい香りが立つまで炒め、②を加えて炒める。水1カップを注ぎ、ふたをして中火で、ナスが十分軟らかくなるまで加熱し、

①を合わせる

④バターを塗ったグラタン皿に③を移し、チーズとパセリを散らし、オーブントースターで焼き色が付くまで5~6分焼く。

ホワイトサラダ

【材料4人分】
ジャガイモ500g/玉ネギ150g/飲むヨーグルト大さじ3/マヨネーズ190g(1カップ)

【作り方】30代のころから総入れ歯だった父のために、工夫をこらして食事の準備をしていました。
大変喜んで食べてくれた、とろ~りと軟らかいポテトサラダ。当時、私は中学生。ヨーグルトも生クリームもなく、牛乳を使っていました。

①ジャガイモは洗って皮付きで耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジ600Wで10分加熱。
竹串がスーッと通るようになったら、水に取って粗熱を取り、十字に4等分して皮をむき、ボウルに入れてマッシュする

②スライサーで玉ネギを薄切りにして別のボウルに入れ、塩小さじ1/2、砂糖大さじ1/2をかけてもみ、しんなりしたら酢40ml、サラダ油大さじ2を加えて混ぜる

③①に②を混ぜ、ヨーグルトとマヨネーズを加えて混ぜる。冷蔵で5日間保存できる。写真はハニーピクルスを添えたもの。

エノキ、ワカメ、キクラゲ、フノリのつくだ煮

【材料=出来上がり900g】エノキタケ100g/戻したキクラゲ100g/刺し身用ワカメ100g/戻したフノリ50g/酒80ml

【作り方】
食育授業や講演会によく出掛け「早寝、早起き、朝ご飯」とお話ししますが、もう一つ「朝うんち」も加えたいと思います。
「かむ、のみ込む」が難しい方は特に、食物繊維の摂取量が減り、便秘になりがちです。
その解消に、水溶性食物繊維が豊富なキノコや海藻で作るつくだ煮を。冷蔵で1カ月、冷凍で1年保存できます。

①戻した海藻やキノコは3~4cm角に切り、フードプロセッサーでみじん切りにする

②鍋にサラダ油大さじ1を流し、①を加えて全体に油が回るまで中火で炒める

③砂糖大さじ5、しょうゆと酒各80mlを加え、絶えず混ぜながら強火で5分煮て火を止める

④熱いうちに乾いた瓶に詰め、ふたをする。

グリーンアスパラのポタージュ

【材料4人分】
冷凍のグリーンアスパラガス1袋(250g)/牛乳400ml/生クリーム50ml/鶏がらスープのもと小さじ1/強力粉大さじ1
【作り方】
ブロッコリー、サヤインゲン、グリーンアスパラなど冷凍の緑黄色野菜は1~2人分の食事作りに、無駄が出なくて助かります。
グリーンアスパラは少々筋っぽいところが難点ですが、ポタージュにすると絶品の味に変身。
食物繊維が不足しがちなシニアの方にいかがですか。
①直径20cm程度の耐熱ボウルにキッチンペーパー2枚を敷き、グリーンアスパラを入れ、ラップをせずに電子レンジ600Wで5分加熱。取り出して3等分に切る
②ミキサーに①、鶏がらスープのもと、強力粉、牛乳、それに小さじ2を飾り用に残した生クリームも加え、滑らかになるまで回す
③鍋に②を移し、混ぜながら温める
④器に盛り、生クリームをたらし、あればパセリを飾る。