”おひとりさまごはん”の皆様、お元気ですか。
空飛ぶ村上祥子です。
ずーっと昔30年くらい前に、文化出版局から、『ビアードさんのパン』という本が翻訳出版されました。
そのとき、出版記念にムラカミは、雑誌『ミセス』のために、パンを制作撮影したのです。
ビアードさんは、アメリカで右に出る人がいないと言われるほどの料理の大家。
”ビアード食文化研究財団”を設立し、料理に意欲的に取り組む人々を毎年支援しています。
『ビアードさんのパン』のパンはどれをとってもおもしろい。
作る過程はワクワクドキドキ。
きょうはその中から”ライ麦パン”をご紹介します。
少々時間がかかります。
<ビアードさんのライ麦パン>
[材料]
ライ麦粉(粗びき) 120g
水 120ml
塩 小さじ1/3
ヨーグルト 90g
強力粉 180g
塩 小さじ1
ドライイースト 小さじ1
キャラウェイシード 小さじ1
オリーブ油 小さじ1
玉ねぎ 1/2個(100g)(みじん切り)
打ち粉用の強力粉 適量
[作り方]
1) <パン生地>
1. 樹脂容器に水と塩小さじ1/3、ライ麦粉を入れ、ふたをして、室温で5時間おく。
2. 1にヨーグルトを加えて混ぜる。
3. ボウルに強力粉、塩小さじ1、ドライイースト、キャラウェイシードを入れて混ぜ、
2を加え、ひとかたまりになるまで混ぜる。
4. 玉ねぎとオリーブ油を加え、手で力を入れてこね、ひとつにまとめる。
ポリ袋に入れ、口をしばり、1時間以上室温におく(一次発酵)。または、冷蔵庫に一晩おきます。
2) <成形と発酵>
1. まな板に打ち粉をして生地を取り出し、ゴムべらでおさえてガスを抜く。
2等分して丸め、20分おく(ベンチタイム)。
2. 10×15cmにのばし、三つ折りにし、合わせ目を閉じる。もう1本も同様にする。
3. クッキングシートをしいた皿に並べ、電子レンジ弱(100~200W)で30秒、又は強で10秒加熱する。
4. 3を取り出し、下にしいたクッキングシートごと天板に移し、等間隔に並べかえる。
上にもクッキングシートをかけ、水で濡らしたペーパータオルをかけ、2倍の大きさに
ふくらむまで温かいところに40分おく。
3) <焼き上げ>
230度に温めたオーブンの下段で20分焼く。熱湯を刷毛で塗り、網の上で冷ます。
焼き上がり!
翌日もそのまた翌日になってもおいしいパンです。
では又ね。
バイバイ
村上祥子